〔事 例〕Aさん(70 歳,女性)は,20 年前に2 型|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 46 : 
〔事 例〕Aさん(70 歳,女性)は,20 年前に2 型糖尿病(diabetes mellitus, type2)を発症して, 8 年前から血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射を朝食前に行っている。4 年前から変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)(knee osteoarthritis)が悪化して車いすの生活となり,自宅での生活が少しずつ困難になった。要介護3 と認定されて, 2 年前に介護老人福祉施設に入所した。入所後も,血糖値の自己測定とインスリン(insulin)の自己注射は介護福祉職の見守りのもとに行っていて,空腹時血糖値は120〜150 mg/dl でコントロールされていた。ある日の夜中に数回にわたって下痢便が見られ,起床時には嘔吐(おうと)し,腹痛と発熱が見られた。Aさんに確認すると, 2 日前に知人と外出して貝を生で食べたことが分かった。その後も嘔吐(おうと),腹痛が止まらないので,ノロウイルス(Norovirus)の感染が疑われた。原因が分かるまでの間,施設内感染の対策で,Aさんの吐物を拭き取るときに用いるものとして,正しいものを1 つ選びなさい。
1
ぬるま湯
2
消毒用エタノール溶液
3
ベンザルコニウム塩化物溶液
4
次亜塩素酸ナトリウム溶液
5
クロルヘキシジングルコン酸塩溶液
解説

1 - × 適切ではない。

2 - × 適切ではない。

3 - × 適切ではない。

4 - ○ ノロウィルスの消毒には、次亜塩素酸ナトリウム溶液が有効である。

5 - × 適切ではない。