〔事 例〕Mさん(71 歳,女性)は,仕事を持つ息子と二|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 45 : 
〔事 例〕Mさん(71 歳,女性)は,仕事を持つ息子と二人で生活している。最近,鍋を焦がすことがあったり,買物をして家に帰れなくなったりすることがあった。心配した息子が受診させたところ,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。要介護認定で要介護1 となり,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Mさんは,訪問介護員(ホームヘルパー)と息子以外の人との接触はなく,テレビの前で過ごしていることが多い。心配した息子は,通所介護(デイサービス)を勧めたが,一人で通うことが不安で,利用を拒んでいた。このままだと認知症(dementia)が悪化するのではないかと息子の不安が大きくなっていた。息子は,Mさんへの適切な支援方法について訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。息子に対する訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
1
Mさんを認知症対応型共同生活介護(グループホーム)へ入居させるように勧める。
2
Mさんに買物をさせないようにする。
3
Mさんと一緒にテレビを見るように勧める。
4
Mさんが失敗したらそのたびに指摘する。
5
Mさんのできることを見つけて,一緒に行うように勧める。
解説

1 - × 不適切である。

2 - × 外出の機会は減らしてはいけない。

3 - × 適切ではない。

4 - × 失敗の指摘は支援ではない。

5 - ○ 自信を取り戻すためにも有効である。