〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 40 : 
〔事 例〕K君( 7 歳,男性)は, 3 歳の時に不随意運動型(アテトーゼ型(athetosis))脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)と診断された。頸部(けいぶ)や体幹をねじらせたり,反らせたり,上肢が伸展する運動が自分の意志とは関係なく起こってしまう不随意運動型特有の症状が現れていた。時々,筋肉の緊張が強くなり,体幹や上肢の不随意運動が大きくなることもあった。知的障害は見られず,車いすを使って,近所の小学校へ通学していた。登校・下校のときだけ母親が付き添って,教室内では車いすを何とか自分で操作して過ごしていた。言葉は努力性の発語で,聞き取りにくく,同級生と意思疎通が困難なことがしばしばあったが,慣れ親しんだ友達との会話は可能であった。K君の状態に適した車いすとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
1
普通型車いす
2
電動普通型車いす
3
片手駆動式普通型車いす
4
手動リフト式普通型車いす
5
リクライニング・ティルト式普通型車いす
解説

1 - × 普通型は不随意運動があるため適さない。

2 - × 適さない。

3 - × 不随意運動がありため適さない。

4 - × 適さない。

5 - ○ 支持範囲も広いため安全である。