介護福祉士
Q 33 :
K さん(43歳,女性)は,8年前に関節リウマチ(rheumatoid arthritis)を発症した。現在は,治療の効果で症状の進行がおさえられている。公的な制度を使うことができるように,必要な認定を受けている。 Kさんは夫と2人で暮らしており,夫は朝早くKさんの朝食を作り,仕事に出かける。Kさんは肩関節や肘関節,股関節の可動域が狭く,左手指の巧緻性も低下している。お昼ごろからは,室内を自分の力で歩き,リーチャーや道具を工夫して家事を行うこともできる。しかし,からだの動きにくい午前中は,公的な制度を利用し,介護職に自室の掃除を依頼している。Kさんは右利きであり,食べ物を口まで運ぶことが難しくなってきている。Kさんが自立した食事を継続するために必要なスプーンの工夫として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
解説
すくう部分が左に曲がっているスプーンを使用することで、肩関節や肘関節の可動域の狭いKさんにとって、最小限の動きで食べ物を口まで運ぶことができる。