M 君(8歳,男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(D|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 24 : 
M 君(8歳,男性)はデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne musculardystrophy)と診断され,地元の小学校に通学している。保育所時代の友達も多く,学校生活でも様々な手助けをしてくれている。母親は働いていて,小学校の授業が終わる時間にM君を迎えに行くことができない。そこで,放課後等デイサービスを利用しているが,母親は友人から,「学童保育には年齢制限があったけど, M君の利用している放課後等デイサービスは大丈夫なの」と言われた。母親はサービスを利用する際に説明を受けた気もするが,記憶が確かではなく心配になってきた。最近, M君は歩行が不安定になってきており,母親は, M君が車いすを使用する時期になってきたのではないのかと感じている。身体的な機能を考えると,できるだけ歩かせたいと思う一方,歩行を重視すれぱ,行動範囲が狭くなり, M君の世界を広げることができなくなるかもしれないと考えている。筋力低下がAD L (Activities of Daily Living:日常生活動作)に深刻な影響を及ぼし始めている現状を, M君のガイドヘルパーをしているY介護職に,母親はときどき相談をしている。 M君はやがて歩けなくなることが予想される。 Y介護職は母親から「筋力をできるだけ保ちながら,今の活動範囲を維持するためには,今後どうしたらよいのでしょうか」と助言を求められた。Y介護職の提案として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1
自走式普通型車いすと電動普通型車いす2台の使い分け
2
自走式普通型車いすの利用
3
手押し型車いすの利用
4
電動普通型車いすの利用
5
歩行の継続
解説

事例文中の「筋力をできるだけ保ちながら」という点に着目すれば、自走式普通型車いすを使用し、必要に応じて介護者からの支援を受けながら、筋力維持を期待できる。