Lさん(80 歳)は,妻(75 歳)と二人暮らしである。|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 19 : 
Lさん(80 歳)は,妻(75 歳)と二人暮らしである。半年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こし,左片麻痺が残った。時間をかければ,着脱や洗面など,身の回りのことができる。現在,要介護1で,週1回訪問介護(ホームヘルプサービス)を受けている。妻は,70歳ころから軽い心不全(heart failure)が繰り返し起きるため,屋内での生活が中心となっている。Lさんは,自分でできることは自分でやりたいと思っているが,妻は夫の世話は自分の役割と思って,Lさんが自分でできることでも世話をしてしまう。Lさんはお風呂が好きで,脳梗塞(cerebral infarction)を 起こす前は,毎日,湯船につかっていた。しかし,自宅の浴槽の縁が浴室の床から高く,妻の介助では,湯船につかることができないために,退院後はシャワ一を使用していた。Lさんは「在宅生活を続けながら,週1回でも湯船につかりたい」と訪問介護員(ホームヘルパー)に話している。 Lさんが起き上がって自分で上着を着ようとしていると,妻が介助して着せた。それを見た訪問介護員(ホームヘルパー)の妻への対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
「Lさんはできますよ,次から本人に任せてみましょう」
2
「次からは,私がやりましょう」
3
「L さんに楽をさせないようにしましょう」
4
「これからも服を着せてあげましょう」
5
「まず,ご自分のことを心配しましょう」
解説

Lさんは自分のことは自分でやろうという気持ちがあり、介助している妻をすぐに否定せず、次からの介助方法を提案する1の声掛けは適切である。