Lさん(84歳,男性,要介護4)は,自宅で妻と暮らしてい|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 64 : 
Lさん(84歳,男性,要介護4)は,自宅で妻と暮らしている。数日前から妻が体調を崩しているため,短期入所生活介護(ショートステイ)を利用することになった。利用初日に,介護福祉職が身体の確認をするために着替えを行ったところ,Lさんの腋窩(えきか)と腹部に赤い丘疹(きゅうしん)が見られ,一部に小水疱(しょうすいほう)を伴っていた。強いかゆみを訴えており,手指間には灰白色の線が見られる。Lさんに考えられる皮膚疾患について,集団生活を送る上で最も注意すべき優先度の高いものを1つ選びなさい。
1
皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)(asteatotic eczema)
2
疥癬(かいせん)(scabies)
3
白癬(はくせん)(tinea)
4
蕁麻疹(じんましん)(urticaria)
5
帯状疱疹(たいじょうほうしん)(herpes zoster)
解説

1 - × 皮膚が乾燥し、湿疹を生じる。

2 - ○ 疥癬の特徴で集団感染の可能性があるため、対応に気を付ける。

3 - × 足にできるのはみずむし。

4 - × かゆみをともなう発疹がでたり皮膚が赤くなるが数十分から数時間で消える。

5 - × 神経に沿って帯状に出てくるもので痛みを伴う。