疾患に伴う歩行の特徴として,正しいものを 1つ選びなさい|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 18 : 
疾患に伴う歩行の特徴として,正しいものを 1つ選びなさい。
1
パーキンソン病(Parkinson disease)では,小刻み歩行がみられる。
2
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis: A L S)では,失調性歩行がみられる。
3
アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)では,小振り歩行がみられる。
4
変形性膝関節症(knee osteoarthritis)では,間欠性跛行がみられる。
5
脊柱管狭窄症(spinal stenosis)では,動揺性歩行がみられる。
解説

1 - ○ パーキンソン病の特徴として、小刻み歩行がみられる。

2 - × 筋萎縮性側索硬化症では、筋萎縮や筋力低下が生じる疾患のため、歩行そのものがしにくい状態となる。

3 - × 小振り歩行がみられるのは、両側に松葉杖を利用し歩行することがある対麻痺のある人である。

4 - × 変形性膝関節症で特徴的なのは、歩行時の痛みであり、間欠性跛行(しばらく歩いていると痛みやしびれがみられ、休息すると痛みがとれて歩けるようになる状態)は、閉塞性動脈硬化症や脊椎管狭窄症の人である。

5 - × 動揺性歩行とは身体を左右に振りながら歩く歩行のことで、これが特徴的にみられるのは、進行性筋ジストロフィーである。