Dさん(30歳,女性)は,脳性麻痺(のうせいまひ)(ce|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 41 : 
Dさん(30歳,女性)は,脳性麻痺(のうせいまひ)(cerebral palsy)で下肢の運動機能障害があり,電動車いすを使用している。Dさんは,自己決定・自己責任による生活をしたいと考えて,一人暮らしを始めた。週に一度ピアカウンセリング(peer counseling)のボランティアをして,友人と一緒に趣味の映画鑑賞に出かけることを楽しみにしている。Dさんに関する次の記述のうち,ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の「環境因子」に分類されるものとして,適切なものを1つ選びなさい。
1
下肢の運動機能障害があること
2
電動車いすを使用していること
3
ボランティアをしていること
4
仲の良い友人がいること
5
映画鑑賞が趣味であること
解説

1 - × ICFにおける「心身機能・身体構造」(身体のはたらきや精神のはたらき)

2 - × ICFにおける「活動」(課題や行為の個人による遂行)

3 - × ICFにおける「参加」(生活・人生場面へのかかわり)

4 - 〇 ICFにおける「環境因子」は、住環境や福祉用具、家族の支援や態度、あるいは利用しているサービスや制度など、その人を取り巻く環境のことである。仲の良い友人の存在はDさんの人的環境のひとつである。

5 - × ICFにおける「個人因子」(その人固有の特徴)