介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 40 : 
介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
1
若年性認知症の入所者を受け入れた場合には、介護報酬の加算を算定できる。
2
既存の介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換することができる。
3
施設長は、医師でなければならない。
4
退所時等指導加算は、退所後に自宅を訪問して生活指導を行っても算定できない。
5
口腔衛生管理体制加算は、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1カ月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる。
解説

若年性認知症の入所者を受け入れてサービスを行った場合、若年性認知症利用者受入加算を算定できるため1は正しい。介護療養型医療施設は2018年3月に廃止が予定されており、介護療養型医療施設の転換型として介護療養型老人保健施設が創設されている。廃止後は介護療養型老人保健施設にてサービスを受けられるようになるため、2は正しい。介護保険法において前項の規定にかかわらず、介護老人保健施設の開設者は、都道府県知事の承認を受け、医師以外の者に当該介護老人保健施設を管理させることができる、と規定されているので、医師に限る必要はなく3は誤り。退所時等指導加算にはいくつかの項目があり、その中に退所後訪問指導加算がある。これは、入所者の退所後30日以内に入所者の居宅を訪問し、入所者及び家族に対し、療養上の指導、生活指導を行った場合に算定するので4は誤り。歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1か月に4回以上口腔ケアを行った場合に算定できるのは、口腔衛生管理加算のため5は誤り。