ソーシャルワークの観点から、援助困難事例への支援に関して|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 49 : 
ソーシャルワークの観点から、援助困難事例への支援に関して、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1
精神疾患で長年不衛生な環境に居住している者について、本人の意向に従い、支援を行うことを控えた。
2
家族から無視され、虐待されているという高齢者からの訴えがあった。家族は問題視していなかったが、地域包括支援センターに相談した。
3
保健・医療・福祉の専門家チームがぜひ必要と考えるサービスを家族が拒否したので、居宅介護支援の提供を断念した。
4
家族間の葛藤には複雑な背景があることもあり、多少の助言では改善されないことも多いので、調整を行うべきではない。
5
家族介護者に、老年期の疾患や行動についての知識が不足していたため、必要な情報の提供や助言を行った。
解説

1 - 不正解。 精神疾患のために本人が援助を拒否した場合でも、本人の意向を尊重しつつサービス利用の必要性等について説明するなどして、必要な支援を行うことが必要となる。

3 - 不正解。 家族にはサービスの必要性、重要性を理解していただくよう説明をすることが必要です。家族が受け入れ可能な妥協案を探るなどの工夫を行い適切なサービスの調整を行う。

4 - 不正解。 家族間の問題は複雑で解決が困難な場合もあるが、十分に配慮し、ご本人と家族の調整も行う必要がある。