ケアマネージャー(ケアマネ)
Q 37 :
次の記述のうち適切なものはどれか。2つ選べ。
屋内での歩行が安定して自立している要介護高齢者については、屋外での歩行も同様に安定して自立するため、転倒のリスクを検討する必要はない。
失語症とは、発語に関係する筋に異常がなく、知能低下もないが、言語による表現や文字の理解ができなくなることであり、その原因は主に聴力障害である。
片麻痺がある場合の車の乗降は、健側から乗り、降りる場合は逆の順序で行うとよい。
重度の片麻痺の場合には、肩の亜脱臼を合併しやすいので、日常生活動作の介助において、麻痺側の上肢の位置などに配慮する必要がある。
廃用による筋力低下の予防のためには、日常生活動作の励行やレクリエーション活動等の継続は効果がない。
解説
1 - 不正解。 屋内で歩行自立していても、屋外では環境が変わるため、歩行が安定して自立するとは限らないので転倒のリスクは増す。
2 - 不正解。 聴覚障害ではなく、失語症は脳卒中の右片麻痺に合併することが多く、大脳の言語中枢の損傷による障害。
5 - 不正解。 筋力低下の予防のためには、活動性を上げるために日常生活動作の励行やレクリエーション活動は効果は十分に期待される。