ケアマネージャー(ケアマネ)
Q 36 :
痰の吸引について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
長期療養で気管切開や気管挿管を受けている者では、自力で気道内の分泌物を喀出できない場合も多いので、気道確保のために吸引が必要である。
意識のある療養者では、吸引は激しい咳嗽(がいそう)反射を起こし、負担がかかるので、吸引は慎む。
口腔・鼻腔吸引及び気管内吸引が必要な療養者では、カテーテルを介した感染の危険性があるので、口腔・鼻腔用と気管内用のカテーテルは別にする。
療養者の退院に当たっては、その家族が日常的に吸引の操作を行うことができるように、トレーニングを受けることが望ましい。
吸引に際しては、事前に体位ドレナージを行うと喀痰が移動してしまうので、有効な排痰ができなくなる。
解説
2 - 不正解。 意識のある療養者でも、自身で痰の排出が困難な場合には吸引を実施する。
5 - 不正解。 体位ドレナージとは、いろいろな体位をとることにより、重力を利用して少ないエネルギーで効率良く、痰を喀出を促す方法をいうので、より効果的な排出が可能。