高齢者のリハビリテーションについて適切なものはどれか。2|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 27 : 
高齢者のリハビリテーションについて適切なものはどれか。2つ選べ。
1
高齢者に多い骨折は、大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折、橈骨遠位端骨折などであり、転倒事故に関連するものが多い。
2
がん疾患などで終末期にある者は、治療の効果が期待できないため、リハビリテーションの適用とはならない。
3
糖尿病の罹患年数が長いと、下肢末梢の知覚障害などを呈するため、転倒予防に配慮する必要がある。
4
拘縮とは、関節包や靭帯など関節を構成する組織や周囲の組織が伸縮性を失い、正常の関節の動きが阻害された状態をいい、心身の障害が軽いほど起こりやすい。
5
高齢者に多い変形性ひざ関節症は、痛みや歩行障害をきたし、リハビリテーションが必要になるが、人工関節置換術の適応とならない。
解説

2 - 不正解。 終末期のがん患者であっても、ADLを高めることは可能なので、適切なリハビリテーションが行われる。

4 - 不正解。 拘縮は「心身の障害が重いほど」起こりやすくなるとされている。

5 - 不正解。 変形性膝関節症は人工関節置換術の適応となる。(治療法には、薬物投与・リハビリの保存療法・手術療法がある。)