ケアマネージャー(ケアマネ)
Q 110 :
次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
せん妄は、さまざまな全身疾患に伴う非特異的な症状として出現する。
夜間にせん妄が増悪する場合には、昼間に適度な刺激と散歩などの活動の機会をつくり、夜間に睡眠できるように配慮する。
せん妄は感覚の遮断で改善するので、静かな環境を整備し、眼鏡や補聴器の装着を避ける。
アルコール依存症のケアでは、飲酒以外に楽しみのある生活ができるまでは、安易に断酒会には参加させない。
うつ症状には、降圧剤などの薬剤に起因するものもある。
解説
3-×せん妄の改善には、臨床経験上、聴覚や視覚や触覚における適度な刺激が良いとされ、日中、ラジオを聞かせる、メガネや補聴器を装着している人であれば、それらを装着させる、またアナログ時計やカレンダーをそばに置く、などが有効な可能性がある。
4-×アルコール依存症のケアでは、飲酒以外に楽しみのある生活ができるよう、断酒会等を早期から活用するべきである。