認知症について正しいものはどれか。2つ選べ。|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 76 : 
認知症について正しいものはどれか。2つ選べ。
1
BPSD(認知症の行動・心理症状)とは、認知症の中核症状のことで、認知症の高齢者に必ずみられる症状である。
2
BPSDの悪化要因として最も多いのは、家族の不適切な対応である。
3
BPSDの治療としては、非薬物療法が優先され、薬物療法は必要最小にとどめるべきである。
4
アルツハイマー病の治療薬は、組み合わせによっては2剤併用が可能である。
5
アルツハイマー病の治療薬の効果は、認知症初期の進行防止に限られる。
解説

1 - 不正解。 BPSDとは、徘徊、異食、不潔行為などの認知症の周辺症状のことであり、症状の現れ方は人それぞれなので認知症高齢者に必ずみられるわけではない。

2- 不正解。 悪化原因として最も多いのは、薬剤(約38%)。聴力や視力の低下などの身体的要因、睡眠障害などの精神的要因、家族との離別などの社会的要因などが考えられる。

5 - 不正解。 治療薬の効果は、初期であるほど効果が出やすいが、初期に限らず進行状況に対応した治療薬が用いられている