ケアマネージャー(ケアマネ)
Q 46 :
高齢者の医療について適切なものはどれか。3つ選べ。
認知症治療薬には、錠剤以外にも経皮吸収型製剤や内服ゼリー剤があり、経口内服が困難な高齢者でも使用が可能である。
がんの疼痛管理では、麻薬は習慣性があり、幻覚等の症状もきたすため、可能な限り痛みは我慢してもらう。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合には、インフルエンザワクチンは禁忌であり、接種できない。
非ステロイド性消炎鎮痛薬を内服している場合には、腎機能障害や上部消化管出血のおそれもあるので、乏尿やタール便などの出現の有無を確認する。
高齢者のめまいについては、起立性低血圧、不整脈などの全身性疾患や内服薬が原因となることもあるため、丁寧な問診が不可欠である。
解説
2 - 不正解。 1993年WHOでも麻薬は鎮痛を目的とした場合に、そのコントロールが比較的容易であり有用とされていて、患者には要求する権利があり、医師にはそれを投与する義務があるとされている。
3 - 不正解。 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は感染症が重症化しやすく、インフルエンザへの感染が命にかかわることとなるため、インフルエンザワクチン接種が推奨されている。