介護に疲れた妻は、ショートステイを利用させたいが、夫であ|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 100 : 
介護に疲れた妻は、ショートステイを利用させたいが、夫である利用者本人は、不安らしく頑なに拒んでいる。介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1
本人に「みんなショートステイに行っているのだから、あなたも行ったほうがよい。」と話して、同じ事情の人がたくさんいることをわからせる。
2
本人に「保険料を納めているのだから、ショートステイを利用するのは権利ですよ。」と説明して、一方的にショートステイの利用手続を進める。
3
「奥さんが倒れてしまったら、困りますよね。」と話しかけ、本人が状況を理解し、自ら決めるのを待つ。
4
妻に「奥さんと離れてしまうことをおそれているのかもしれませんね。」と本人の心情を伝え、お互いが理解しあえるよう助言する。
5
妻から本人に「私が倒れたら家にいられなくなりますよ。」と伝えさせ、本人にわからせるよう指示する。
解説

1 - 不正解。 介護支援は、利用者の状況に応じて個別に行われるものであり、本人の自発的な意思に基づいてサービスを提供する必要があるが、同じ状況の人がいることを本人にわからせても意味がなく、適切とはいえない。

2 - 不正解。 同意もなしに一方的にサービス利用の手続きを行うことは適切ではない。

5 - 不正解。 家族の意思も大事だが、本人が不安に思う要素を話し合い確認したうえで、利用者に一方的な押し付けにならないよう説明し、必要性を理解し了承が得られるように働きかけることが大切。